国別1人あたりのCO2排出量

2008年4月29日 朝日新聞朝刊より


京都議定書
1997年に京都市で開かれた国連気候変動枠組み条約の第3回会議(COP3)で決まった約束。2008年から2012年まで5年間で温室効果ガスの平均排出量を1990年と比べて日本は6%、先進国全体では平均5%減らすことにしました。
 なぜ先進国ばかりが減らすのでしょう。キーワードは「共通だが差異のある責任」という原則です。
 温暖化は、国境に関係ない人類みんなの課題。でも早くから多くの化石燃料を使って豊かになった先進国の責任のほうが途上国よりも思いという考え方です。
(中略)
 急速に経済発展をしている中国やインドなどの途上国の排出量は、先進国を上回るほどです。でも途上国1人あたりの排出量を見れば、先進国との差は大きいままです。「共通だが差異ある責任」に基づいて、先進国がより厳しい削減をし、大きな途上国にも排出を抑えてもらう仕組みが考えられています。
 温暖化はすぐには止まらず、だんだん被害がひどくなります。被害を減らす対策も考えなければなりません。それにはお金がかかるし、技術も必要です。


http://www.jccca.org/images/stories/zuhyou/zuhyo2008_03_02.jpg
http://www.jccca.org/content/view/1041/781/より


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