デッドライン仕事術
書店で何気なく購入
- 作者: 吉越浩一郎
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2007/12/15
- メディア: 新書
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著者は、トリンプを19年連続、増収・増益に導いた経営者で、2004年には「平成の名経営者100人」(日本経済新聞社)の1人に選出された方とか。
読みやすい本だった。
第1章 仕事のスピードを3倍にする
第2章 即断即決
第3章 キャリアアップできる人間の思考法
第4章 「会議」と「デッドライン」で部下を動かす
「第1章 仕事のスピードを3倍にする」を紹介します。
ホワイトカラーの生産性を下げている問題点
- 日本の会社の残業が多い理由は、「ホワイトカラーの生産性が低い」ため
- ホワイトカラーの生産性を上げるためには、各自の進捗を「可視化」することで、問題を顕在化させること。誰が流れを堰き止めているのかを明らかにしなければ、全体の作業を効率化することはできない。
問題点は3つ
1. 必要のない仕事を一生懸命にやっている
- 上司への説明も走り書きで十分。
- 上司への説明や説得に余計な手間がかかるのは、何も部下のせいだけではない。「細かいことでもいちいち書類を提出して判断を仰がなくてはならないのは、上司が部下のやっている仕事を普段から把握していないから。」
- 組織のリーダは現場から近いところにいなければならない。
- ある程度まで現場の判断に任せることも、仕事の効率化には欠かせない。
- 不要な「ホウレンソウ」は、無駄な作業や「指示待ち」の時間を増やすばかりで、効率アップの妨げにしかならない。
- 指導者が現場から遠くにいるほど、ホワイトカラーの生産性は下がると思ったほうがよい。
2.「ワイガヤ」は集中力を奪うだけ
- 社員が「集中して仕事をしていない」
- 電話が多い雑音に邪魔されず集中して仕事をする時間を確保するために、「集中できる時間」、「集中できる空間」を作る。
- 特定の時間は社内の会話や電話も禁止(外部からの電話の取次ぎも禁止)
3.「判断」の遅い企業は、日常業務も間延びする
- 事前に「正解」を見つけてから行動するのではなく、行動しながら考えることも重要
時間を固定にすれば効率は必然的に上がる
- 仕事のアプトプットは、「能力」×「時間」×「効率」 で決まる
- 能力は一定、「時間」×「効率」を最大化するためには「時間」を一定にすることで効率を上げる。
時間を固定にすれば効率は必然的に上がる。
メリハリをつける
- 集中して働けば残業はなくなる
- ワークライフバランスもよくなる
- 前日のストレスを抱えたまま出勤することもない
デッドライン仕事術の基本
- すべての仕事に「○月○日」までという締め切りを入れる。「なるべく早く」、「x月下旬」は禁句。
- 全ての仕事は「何を、誰が、いつまでに」を明確にする
- デッドラインの基本は「明日」ドンドン前倒しにする
- 仕事は発生した瞬間に取り組むことで、一番効率があがる。時間的に余裕があるからといって仕事を宿題にしてしまうとクオリティは必ず落ちる。
- 一日分の仕事の優先順位で悩むのは無駄。すぐに仕事に手を着ける。
- 仕事の効率を上げるためには、朝イチからエンジン全開で仕事をする。
こんなものが・・
こんなものがついていました。