プロフェッショナルとは

NHK 仕事の流儀をみた。
地の果てにこそ、真実がある 生物学者 長沼 毅


仕事とは?プロフェッショナルとは?を改めて考えされられた番組だった。

辺境生物学

長沼の研究テーマは生命の起源を探ること。そのために、長沼は辺境の微生物たちに注目している。かつて地球上の生物は、煮えたぎるマグマや氷に閉ざされる氷河期といった環境の激動を乗り越えてきた。現代でも、火山や北極などかつての環境に近い過酷な辺境を調べれば、生命の起源を解き明かすヒントが見つかると考えている。
長沼は、極端に乾燥した砂漠や、酸素の無い地底、光の届かない深海などの辺境を次々に調査。その結果をまとめて、辺境生物学という新しいジャンルを生み出した

地球誕生30億年前に地球上に初めて酸素を作った生命体、シアノバクテリアを探すところに同行し、仕事の流儀を探る。

なによりも仕事そのものが非常に楽しそうである。

  • 胸が弾むぜ!
  • 科学者というよりも冒険家のようでワクワクしていますよね。(キャスター談)


調査中に見つけた天然にわいた温泉でリラックスしてみたり、仕事を本当に楽しんでいる。


当番組のキャスター茂木健一郎氏も、著書「フューチャリスト宣言」にて以下のように言っている。

僕の「プロフェッショナル」の定義は簡単です。お金をもらっていることじゃないんだよ。お金をもらっていても、仕事を楽しんでいなければプロじゃない。プロフェッショナルの定義というのは、自分のやっていることに快楽を感じる人。しかも、生物学的に単純な快感じゃつまらない。そうではなくて、仕事とか勉強とかをいくらやっても飽きない人。

・楽しく仕事をすることが原点。
しない後悔より、した後悔
 結局人間は後悔をするわけだよね。どういう後悔かっていうと、「しなかった後悔」と「した後悔」だよ。だったら「した後悔」の方がいいや。

・「また謎が、これはいったい何なんだ。いやいやいや困りましたなぁ。
 バチルスという生物を求め北極圏を調査した結果、思いもかけない生物−これまで発見されたものとはまったく性質が異なるバチルス−を発見。そのときの一言。とてもニコニコして楽しそうな表情。


長沼 毅氏のプロフェッショナルとは・・

やはり仕事をしていくと、行き詰まったり方向を失ったりするんですよ。そのときに原点に返る、そういう原点を持っている人がプロだと思います。 

いや〜。長沼氏の生き方、考え方すばらしいなぁ。
こちらのブログもおもしろかった。
http://www.nhk.or.jp/professional-blog/100/4669.html#more