Trac入門

専門書は値段が高い。が、、思い切って購入。

まだ全て読んでいないが・・・、本書について感想。


Tracをこれから使ってみようと考えている人。Tracでいったい何ができるのか?知りたい人にとってお勧め。また、運用ルールについても紹介されているのでプロジェクトで初めて使ってみる人にとてもよいと思う。社内の開発標準やプロセスに合わせてカスタマイズするのもよいだろう。

使っていくうちに細々としたカスタマイズがしたくなるはず。そんな人のために、「逆引き」があったりと、Tracを使って運用する人(初心者)にはもってこいの書籍である。

第1章 Tracの概要
  1.1 Tracとは
  1.2 他にもいろいろTracの機能
  1.3 ケーススタディ(あるチームの日常)
  1.4 まとめ
第2章 Tracの準備 問題管理を始める前に
  2.1 Tracでのプロジェクト情報の管理
  2.2 Tracのプロジェクトを作成しよう
第3章 問題をTracする Tracによる問題管理の実際
  3.1 問題管理について少し考えてみる
  3.2 Tracによる問題管理の実際
  3.3 チケットの種類(type)
  3.4 チケットの属性
  3.5 チケットの状態
  3.6 まとめ
第4章 プロジェクトをTracする 開発プロジェクトへの導入
  4.1 Tracのサポートする領域
  4.2 Tracのチケット管理プロセス
  4.3 まとめ
第5章 Subversionとの連携
  5.1 Subversionとは
  5.2 Subversionを使うと何がうれしいのか?
  5.3 Subversionを使ってみよう
  5.4 SubversionTracと連携すると何が変わる?
  5.5 連携させてみよう
  5.6 まとめ
第6章 逆引きTrac
  6.1 チケットの一覧をカスタマイズしたい
  6.2 チケットの種類や属性を追加したい
  6.3 担当者を一覧から選びたい
  6.4 チケットのワークフローをカスタマイズしたい
  6.5 チケットを削除したい
  6.6 ユーザ権限を管理したい
  6.7 チケット登録後でもチケットの説明を編集できるようにしたい
  6.8 WindowsドメインユーザでTrac(&Subversion)を利用したい
  6.9 Tracを簡単にインストールしたい
  6.10 チケット更新などのイベントを通知したい
  6.11 チケットの収束状況を見える化したい
  6.12 Wikiのページを簡単に編集したい(WYSIWYG)
  6.13 ポータル画面(Wiki)にショートカットメニューを見つけたい
  6.14 ビルドを自動化したい
  6.15 継続的インテグレーションと統合したい
  6.16 EclipseからTracを操作したい
  6.17 タスクの進捗状況をガントチャート見える化したい
  6.18 コマンドラインではなくWebUIで管理したい
  6.19 WebUIでアカウント管理をしたい(Basic認証/Digest認証)
  6.20 不要なプラグインをアンインストールしたい
  6.21 Trac障害調査のためのログを出力したい
  6.22 Tracプロジェクトのバックアップを取りたい
  6.23 別プロジェクトのWikiページを再利用したい
  6.24 Tracをバージョンアップしたい
  6.25 リポジトリブラウザで日本語を文字化けせずに表示したい
  6.26 複数のプロジェクトを楽に管理したい
第7章 Tracを使う上での心得(プラクティス)
  7.1 Tracの14のプラクティス
第8章 Tracリファレンス
  8.1 Tracのシステム構成
  8.2 セットアップ
  8.3 コマンドリファレンス(trac-admin)
  8.4 Tracリンク表記(TracLinks)リファレンス
  8.5 Trac設定ファイル(trac.ini)

Tracを今まで触ってみて思うのは、この機能を生かすも殺すも結局は運用ルール次第。

何も考えずにとりあえず、でTracを使ってもうまくいかないような気がする。

まずは本書の解説書を読んでTracの機能を十二分に活用してほしい。