ブラインシュリンプ

アルテミアというらしい。

乾燥耐久卵は保存が効き、塩水に戻すとたいてい12時間から24時間(遅くて2日から3日)程度で幼生が孵化する。これを利用して、必要な時に動物性プランクトンを一度に手に入れる為の方法として用いられるようになった。その目的として最も重要なのは、稚魚の飼料とするものである。熱帯魚や海水魚の繁殖を行う場合、初期の稚魚のための餌には苦労することが多い。ごく小さな顆粒で、魚が喜んで食うものを、しかも大量に見つけるのは難しい。そのための手段としてアルテミア(多くは Artemia franciscana)の卵が用いられるようになったのである。この方面でのアルテミアの通称はブラインシュリンプである。ブラインシュリンプは稚魚だけでなく、タツノオトシゴのような小型動物しか食べない魚や、クラゲ、イソギンチャクなどの餌にも用いられる。


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