夏休みの研究

家族で出かけた先で、小中学生の夏休みの研究の展示があった。各学校から選出されたものだろう、さすがにしっかりしたものが多かった。今流行りのエコに関する研究や、定番(?)の昆虫採集や生態に関する研究など力作揃い。


各出展物には、定型の発表の概要をまとめた紙がそれぞれ張っているあるのだが、ふとある項目に目が留まった。「参考
通常、発表タイトル・概要・出展者の学校名、学年、名前が記載されいるが、そこに「参考」という記載項目があった。ほとんどの研究に、インタネットのURLが記載されている。


ワープロやパワーポイントで研究結果がまとめられていることにも少し驚いたが、そうか今はインタネットも駆使して研究内容を充実させているのか。「時代は変わったなぁ」とつくづく思った。


ふと、梅田望夫氏の「ウェブ時代をゆく」を思い出した。

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

知の高速道路

時間だけがすべての人に平等に分け与えられたリソースである。その時間を自らの志向性と波長の合う領域に惜しみなくつぎ込む。それが個を輝かせる。大切な時間というリソースを自分らしくどう使うのか。そこがこれからはますます問われる。
(略)
「対象への没頭度合い、勤勉度合い」が差異化の拠り所となるのだ。

今回の研究を通じてこの知の高速道路にのって将来突っ走る子供がいるんだろうな。
将来どんな大人になっていくのだろう、そんなことを考えながら鑑賞した一日だった。

骨格標本

そんな研究の中に骨格標本なる出展をしていて、優秀賞となっていた。小学生で骨格標本か。恐竜に魅せられて研究した少年なんだろうか。
そういえば、小学校のときに学研だったかな、「xx年の科学」の付録に人体の骨格をプラモデル風に仕上げるというのがあって、学校行く前に早起きをして組み立てた経験がある。
それの動物版を自作したものだろうか?と思いながら、添えてあった研究内容の説明をみてびっくり。本物の骨格標本だった・・・・。


動機は、「昔父親と豚の足(だったかな?)の骨格標本を作ったが、それを思い出した。そうだ動物の骨格標本を作りたいと」
作りかた。「1.まず、動物の死骸を見つける」・・・・って、おい。
「死骸をしばらく放置すると1日くらいでウジがいっぱいになる。夏だけあって繁殖力がすごい」
う〜ん。生生しい。とても小学生がする研究ぢゃないぞ。。。
感想、とても臭かったって、そりゃそうだろう。


審査員が優秀賞に選出した理由が思わず知りたくなった。