羽生さんのすごさ

梅田望夫氏のブログや本をよく拝読するが、将棋がご趣味とのことで、いろいろと将棋に関する記載がある。おかげで少し将棋というものの奥の深さを体験してみたいなと思うようになり、将棋番組まではいかないが、棋士の方が出演される番組によく目がいくようになった。NHKのプロフェッショナルの羽生さんや、森内さんvs羽生さんとのライバル対決。民放では佐藤康光さんがでているドキュメンタリなど。面白く拝聴した。


先日、羽生さんの将棋を語る番組(2時間くらい?)があり録画して観たが、とても面白かったので、ちょっとした感想*1

100年インタビュー 羽生 善治

http://www.nhk.or.jp/bs/navi/pic/prog_081002_100nen.jpg



インタビューの中で凄いなーと思ったことがあった。

これからのコンピュータ世代の若手とどう向かい合っていくのか?という質問をうけたときの答がそれなのだが・・、

とある世界のトップに君臨する人というのは、新しい強者の出現にある意味不安にかられながら、その不安を打ち消すためにさらに磨きをかける。そういう恐怖心との戦いというものだと思っていた。が、羽生さんは違っていた。*2


恐れよりも凄く楽しみにしている雰囲気。新しい感覚を持った世代と将棋を指すことで、新たな体験ができる。新たな世界が観える、という感じ。さらに将棋にはいろんなスタイルがあってもいい。将棋は常に変化していくもの、と、既成の枠にとらわれないスタイルがすばらしい*3。将棋界のトップにいてなおかつ年間数多くの対局をこなし経験たっぷりの方が、定石にこだわらない変化し続けなければならない、という姿勢でいられるところに、すごさを感じた。


追記

こちらもどうぞ。

D

*1:見所満載だったのでまたビデオを見返して感想など書いてみたい

*2:もしかしてスポーツだけなのかな?

*3:「ディズニーランドは永遠に完成しない」という言葉を思い出した。