宇宙エレベータとガンダム00の世界

ガンダム00の世界、西暦2307年で、ユニオン・人類革新連盟・AEUという世界3大国家が所有する3基の「軌道エレベータ」が登場していた。空想の世界のもので、できたとしても遠い遠い未来と思っていたが、実現可能性が見えてきたということだろうか。

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長さ約10万キロのケーブルをよじ登って、ロケットを使わず、そのまま宇宙へと飛び出す「宇宙エレベーター」の研究団体が日本で結成された。

(中略)

地球の重力を脱出する燃料がいらないので、宇宙旅行のコストが約100分の1になると見込まれている。総建設費は、約1兆円の予定。

http://www.asahi.com/special/space/images/OSK200809180104.jpg

昇降には電気動力を使い、電力はケーブルを通じて供給するようにすると、ロケットのように燃料を運び上げる必要がないため、一度に宇宙空間に運び出す荷を大幅に増やすことができる。また、上るときに消費した電力は位置エネルギーとして保存されているので、降りで回生ブレーキを使って位置エネルギーを回収すれば、エネルギーの損失がほとんどなく、運転費用が非常に安くて済む。一つの試算によると現行ロケットの場合、1ポンドあたり4~5万ドルなのに対し、軌道エレベータの場合約100ドル(1kg当たり220ドル)となる

http://science.nasa.gov/headlines/images/spaceelevator/seg.jpg

NASAによる軌道エレベータ想像図


軌道エレベータ - Wikipedia

ガンダム00では地上に降りたガンダムを宇宙にもどす輸送手段として利用されていた。

また、衛星軌道上での太陽光発電エネルギーをマイクロ波ないしは遠赤外レーザーの形で衛星軌道上で受電、ふたたび電力に還元して地上までケーブルで送る「送電塔」としても活用できる

ウィキペディアより

これも、宇宙太陽光発電システムとしてガンダム00に登場していた技術。

そのころのはどんな世界?

宇宙旅行が自由にできるようになるとか、宇宙で暮らすことができるようになる、など夢のような世界に変わるのだろうか?それとも、ガンダム00の世界で描かれているようなエネルギー争奪戦や軍備開発競争が活発化するのだろうか?ソーラマネーに沸いているのだろうか?

ガンダムシリーズ、この軌道エレベータしかり、太陽光発電しかり、将来本当にありそうな技術が盛りだくさん。そうそう、SEEDのときはマスドライバーも登場していた。とにかく科学技術ネタのてんこ盛り。

ガンダム00のセカンドシーズンが2008年10月から始まるが、ちょっと違った目線で見てみると面白いかも。


宇宙エレベータはやわかり

結構おもしろい。

JSEA 一般社団法人 宇宙エレベーター協会

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