コールドリーディング
書店で何気なく見つける。最初はフォトリーディングのような何か本がすばやく読めるようなものかと思ってぱらぱらとめくってみる。
コールドリーディング?ニセ占い師に学ぶ! 信頼させる「話し方」の技術 (FOREST MINI BOOK)
- 作者: 石井裕之
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2008/07/05
- メディア: 新書
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「コールドリーディング」の基本書です。これまでニセ占い師や教祖、詐欺師など、限られた人たちしか知らなかった「相手を信頼させる話術」を、誰にでも使えるように解説します。
ちょっと、(いや、全然)違った。
以下、ビジネス選書サマリーから抜粋。
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その4つの心得を意識しながら、コールドリーディングを実践すれば、必ずより良い結果が得られるはずだ。
【4】
ひとつ目の心得は「相手の内面を言い当てるのでなく、解釈しているのだ」という姿勢を保つことだ。コールドリーディングは「当てモノ」ではない。心を読んで凄さをアピールすることは逆効果だ
二つ目は、相手がしゃべりたがっていることをしゃべらせることだ。初心者は、テクニックを使うことで頭がいっぱいで、一方的にしゃべりがちだ。しかし、話したいことを話させてあげることが大切だ。
三つ目は、相手が聞きたがっていることを話すことだ。大切なことは、相手に適切なアドバイスをすることではない。相手が言ってほしいことを言うことだ。言いたいことを察知する習慣を持つことだ。
最後に、相手を一人の特別な存在として、驚きをもって接することだ。しっかり話を聞き、親身になってアドバイスすることも必要だが、もっと根源的な、深いひとつの意識が不可欠だ。
それは「今、目の前にいるこの人は、他の人では決して代用できない、ただひとりのスペシャルな存在なのだ」という驚きを、常に心の中に感じながら接することだ。
これら4つの心得は、コールドリーディングに限らず、あらゆるコミュニケーションに共通する大原則だ。大切な人と会話するときにも意識しておくべき、大切な心構えなのだ。
何となく人を騙すテクを学ぶようで気が引けるが、人の話を傾聴する勘所を学ぶには面白そうだと思う。