燃費の計測方法
2008/4/13 朝日新聞 be on Sundayより
車のカタログに記載されている燃費(10・15モード)について、その計測方法と、自動車の燃費向上に効果的な方法について載っていたのでメモ。
10・15モード
図のように、
- 20秒のアイドリング後
- 7秒間で時速20Kmまで加速し
- 20Km/hまま15秒走行
するといった方法で燃費を測定。
市街地と高速道路での走行を想定して、11分間で4.165Kmを走行。最高時速は70Kmだそうだ。
とはいえ、実際はカタログどおりの燃費に届くことはない。
10・15モードにしても、実際の走行に比べると速度変化が少ないし、エンジンも暖めてから計測する。平らな道をエアコンをかけないで走る設定だ。
新計測方法(JC08モード)
そこで、国土交通省は2011年4月からJC08モードを導入する。
最高速度は約80Kmで約20分かけて8.172Kmを走る。平らな道でエアコンをかけない前提は同じだが、速度変化はより大きく、エンジンも冷やした状態から計測するため、10・15モードでの測定より約1割数値が低い。
燃費向上に効果的な方法(エコドライブ)
発進時にアクセルを緩やかに踏むと(最初の5秒間で時速20Kmに速度を上げる程度)普通の発進よりも11%燃費が改善するという。さらに、
- 急加速、急減速を減らし一定速度の走行を心がける
- 不要な荷物は積まない
- エアコンの使用を控える
- タイヤの空気を適正に保つ
なども燃費向上のポイントとのこと。
国土交通省のHP:リーフレット「乗用車・貨物車の2015年度燃費基準スタート」に、JC08モードの詳細と、エコドライブについても記載されています。